回顧と展望(2016年定期会員総会提出)

小会議長 牧野信成

 昨年は教会設立後2年目であることを覚えて、礼拝を中心にした生活を確かにしたいとの願いで歩みを進めて来ました。教勢を振り返れば、主日礼拝ばかりでなく週日の祈祷会にも堅実な出席者が与えられた1年であったと感謝できます。また、昨年は受洗者が与えられるように願って伝道に励んで来ましたが、他教会に籍を置く客員の方々が多く来会され、その中からE姉、U兄、T兄が加入されることとなりました。さらに京都からはるばる通って来られたH兄が信仰告白をされ、合計で4名の現住陪餐会員の増員がなされました。伝道が進められるためには、求道者が常に礼拝参加者に含まれていることが必要です。つまり、礼拝の場が公のものとして開かれていなくてはならず、教会を初めて訪れる人、教会員の知人や家族、客員の方々らが常に出入りしている状況が望まれます。それを考えますと、私たちは恵まれた1年を与えられのだと思います。そこから新しい年もまた、キリストの救いを求めて来られる方が一人でも増やされるように祈り続け、力を尽くしたいと願います。

 教会学校の子どもたちが定着したことも大きな恵みでした。こひつじ会が主な窓口になって、平均4名の子どもたちが今礼拝に集っています。以前は子どもが一人もいない時期もあったことを思えば嬉しい限りです。地域の子どもたちは日常生活ではキリスト教から切り離されて暮らしていますが、教会学校で聖書を学び、着実にその知識も増し加わって、神さまを信じるかどうかということを自分で考え始めています。クリスマスの祝会に参加したことも幸いなことでした。子どもたちにとって楽しいひと時になったばかりでなく、教会員の皆さんに教会学校の子どもたちを知っていただくためにも良い機会となりました。

 オルガンの買い替えも一つのイベントとなりました。伝道開始20周年の記念行事の一つとして計画されましたが、購入を決めた途端に従来のオルガンが故障して、奏楽なしで朝の礼拝を行ったというハプニングもありました。岡野オルガン工房さんとの出会いも主の導きによるものでした。カタログやインターネットを通じて探す中で近隣の三木市ある工房が見つかり、数名で見学に行きました。丁度そこに置いてあった中古のオルガンが適当なサイズと価格で提供されていて、その時に聴いた音色が私たちの心を捉えました。呼びかけた献金も順調に集まって、この記念事業は無事に果たされることとなりました。12月には男山教会の皆さんが私たちのオルガンを見学に来られ、岡野オルガンを通じて地域とのつながりを一層感じることができるようになったと思います。

 教会設立3年目に入る2016年は、まず『西神教会伝道開始20周年記念誌』を記念事業として出版します。これは昨年度の活動方針に含まれていましたが、今年の春にはいよいよ完成する予定です。教会の記録は聖霊の導きの痕跡です。寄せられた文章は一つ一つが西神教会の証しとなり、資料は過去と未来をつなぐ足がかりとなります。昔を懐かしむためばかりではなく、将来に思いをはせるためにもこれが道標となってくれることを願っています。

 また、私たちは役員の増員を祈り願って来ましたが、今年の定期会員総会で小会は木村和恵姉を執事に推薦します。選挙で選ばれるならば、ご本人もそれを主からの召しと受け止めて奉仕したいと述べておられます。西神教会の長老・執事方は、今フル回転で働いている状況です。それは信仰の熱心に支えられてのことですが、個々にかかる負担も大きく、全教会員の協力が必要とされています。昨年の一日修養会でこのテーマを扱いましたが、高齢の兄弟姉妹が増えることは祝福でもありますが、現場で働かれる兄弟姉妹に奉仕を引き継いでいく将来のことも考えなくてはなりません。そのような中で新たな候補者が立てられることは西神教会の明日へ続く一歩になります。

 そして新しい課題を今年は掲げることにしました。宗教法人格の取得です。現在私たちの教会は教会設立は果たしたものの、未だに宗教法人板宿教会のお世話になって土地・建物の管理をしています。つまり、西神教会は今の状態では土地・建物などの財産を保有することができず、個人または他の宗教法人の名義を借りねばなりません。そこで、今年度から法人格取得の手続きを開始したいと思います。この件について懇談する機会は総会時にも設けますが、おいおい説明する機会を学習会や月報の誌上で提供する予定です。手続きには3年程かかりますので、今年はそのスタートになります。

 

 今年の年間標語は「キリストの証人として生きる」としました。その心とする年間テーマは伝道です。聖句はローマ書10章14~15節が選ばれました。これをテーマとして掲げる理由は、成果を上げることが目的というよりも、やはり教会とは何であるかを私たちがよく理解し、その信仰の立場を確かにするためです。西神教会に属する私たち一人ひとりがキリストの証人として隣人の傍らにあって生きることで、主の伝道が果たされることを確認する1年でありたいと願っています。そのため、学習会・修養会などの機会に伝道について学ぶ機会も用意します。混迷する時代にあって、隣人に福音を伝える私たちの生活について共に考え、実践することができるように、聖霊の賜物を祈り求めてまいります。

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